クソな彼氏に殺されたい 5 脳が吹っ飛ぶような快楽

前回はこちらへ しばらく裕梨奈はうめき続けた。絶叫し続けているつもりだが、口を塞がれているので、大した音量ではない。壁を伝って隣の部屋に響くだろうか。だとしても、この時間、隣の住人は不在だ。京太郎はそういうこともよく知っているのだ。 上の階は老婆の一人住まい。下の階はパートを掛け持ちしているシングルマザーとその保育園に行っている息子。壁の向こうは40代ぐらいのオヤジが単身赴任か一人住まいで、家にいる時間はほとんどない。正月はまったくの不在だった。正月明けも忙しそうだ。 反対側は道路。国道の抜け道らしく、昼間はそこそこの通行量で、このマンションは二重サッシになっている。道路の向こうは古い三階建ての商店で、いまは廃業して取り壊される寸前だ。マンションになるというウワサだ。 昼間。 明るい部屋で、裕梨奈は拷問に悶え苦しみ、失禁する。「痛いんだ。へえ。これってけっこうマジなんだな」 フローリングに垂れ流した汚水を、京太郎はその辺にある裕梨奈の服を蹴って吸い取らせる。「見ろよ。おまえの小指」 目をつぶっていた裕梨奈は薄目を開く。 左の小指。その先にピンクの玉がついた針が突き立っている。「大げさだな。これぐらいだぜ」 OKの合図のように、京太郎は親指と人差し指の爪で示す。2ミリとか3ミリだと言いたいらしい。「血も出ない」 神経を逆なでするような強烈な痛みに裕梨奈は全身を震わせていた。失禁して下半身が生温かい。 脳が吹っ飛ぶような快楽。 一寸刻みで殺されるって、こういうことなんだ……。「どうしようかな。小指にもっと刺してあげようか。別の指にしようか」 針はまだ5本ある。「こうしてみようか」 トントンと刺さったマチ針の頭を軽く指で叩く。「があああああ」 痛みがぶり返す。 また1ミリ、深く入ったようだ。「こんな風にしてみたり」「ぎゅえええっ」 マチ針をつまんで回すように動かす。 心臓が止まってしまいそうだ。 最後まで楽しめないまま、突然、絶命する可能性もある。 こんなことをする京太郎だから、限度を計算することなく暴走して、あっけなく死んでしまうかもしれない。「あんまり、映えないね」 裕梨奈を撮影してみるが、顔と小指を一度に撮影すると、小さすぎてよくわからない。小指のアップでは誰だかわからない。それに、あまり痛そうに見えない。「だけど、おまえがいま、正直になろうとしているなら、少しは役に立っているのかもしれないけど」 手応えがないのだろう。殴ったり蹴ったりセックスしたりすることに比べれば、指先に針を数ミリ刺すのは、あまりにもお手軽だ。 だが、確実に裕梨奈の体を破壊している。 すでに小指の爪の裏側に血が黒く溜っていた。噴き出しこそしなかったが、針を回したときに壊れた組織から血が滲み出している。「へえ、黒くなってきたね」 もう1本のマチ針を手にした京太郎は、小指を珍しそうに見ていたが、それを再びぎゅっと握る。「がうううう」「まだやってねえよ」 口をへの字曲げて笑いながら、彼はマチ針を小指の爪の間に突き刺した。「ぎゅええええええ」 2回目はさらに大胆で、ぶつっと音がするほど深く刺した。「何本、刺さるかやってみような」 マチ針を3本とも刺してから、縫い針も間に押し込むように刺す。傷口が広がり、ポタポタと血が流れはじめた。「そうだ、これでさ」 白い糸を取り出して、小指の第一関節のところに縛り付けていく。「止血だよ」 感覚が少しは鈍くなる。痛みが取れるわけではない。 縫い針を丁寧に突き刺していき、小指から6本の針が扇状に広がる。「どう? 気持ちいい?」 吐きそうだ。 口にパンツとナプキンを押し込まれているので、吐いたら大変なことになりそうだ。 トントンと針の頭を叩く。「むぎゅううううう」 マックスの苦しみが過ぎたあとなのに、次々と新しい痛みが発生する。普段は気にならなかったが、指先には神経が細かく入り込んでいるので、それを痛めつけられると、脳が痺れるような苦悶に身もだえすることになる。「よーし、これでどうだ」 6本の針は、指の骨まで到達したのではないだろうか。 その状態で、やつは、猿ぐつわを外しはじめた。「どうだ、感想を教えてくれよ」 口から吐き出す。涎でドロドロになった下着とナプキン。「さあ。指がこんなになってどう?」「痛い……」 なんとか声を出すと、ワーッと泣いてしまった。表現のしようのない痛みと苦しみだったのだ。「ふーん。それだけ?」「ごめんなさい、ごめんなさい」「なにを謝ってるの?」「ごめんなさい……」「やっぱ、浮気したんだ」「しました」 していないけど、そう答えるしかない。★共用淫虐妻・千春★DLSiteのみで販売しています。小説『十二階』一部、二部を改題・改稿した作品です。十二階に住む達也に頼まれ、千春の調教を引き受ける。彼女の奥底にある危ういまでの被虐性を知り、厳しい調教を行う。さらに達也の提案でマンション全体の「共用」として千春を住人に貸し出す。特殊なペットとして改造にも踏み出す。語り手の調教役を男性にし、一部の表現を変更。ストーリーは小説『十二階』一部、二部と同じです。★小説『十二階』第一部★DMM.R18でのみ販売中。とあるマンションで人妻を徹底調教する。千春は夫の決断で同じマンションに住む敏恵に調教を委託することになった。激しくも甘美な調教で、昼夜を問わず若妻は被虐にどっぷりと染まる。★小説『十二階』第二部★DMM.R18でのみ販売中。調教はマンションぐるみとなり、千春には衣服もプライバシーもなくなってしまう。住人に貸し出される人妻は、さらに苛烈な運命が待っていた。今日のSMシーンNITRO 童顔美少女 BEST
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