女囚スパイラル 2 真菜ちゃん、ちゃんと言うことを聞かないとね

前回はこちらへ「なにするの!」 薄暗い土蔵に閉じ込められました。分厚い戸は、叩いたところで外に響きもしないでしょう。 高いところに小さな窓があるものの、そこは内側から黒っぽい布で覆われており、ほとんど光を取り入れることはないのです。 ちくしょう、あのクソババア、と思わず怒鳴っていました。 冷たく冷えた土蔵の中で凍えていると、ガチャッと音がして戸が開きました。まだ外は薄暗く、白っぽい光が入ってきて私はホッとしました。 父だったらどうしよう、篤江だったらどうしよう、などと考えていました。謝るつもりはなく、読みかけの祖母の手紙やもしかしたら手記があるかもしれないので、それが読めなくなるとしたら残念でなりませんでした。「真菜ちゃん」 ゾッとする男の声でした。「出ていいってさ」 まさかとは思いましたが、ここにはいられないので、外に出ました。「相変わらず、かわいいね」 伸也でした。篤江の弟で、太っていて、生白く、薄笑いを浮かべた気持ち悪い人。年齢は私より3つか4つ上なのですが、大学生でもなく、働いている風でもないのです。篤江はずうずうしく、父に頼んでこの近くのアパートに彼を一人暮らしさせています。「たったひとりの肉親なんです。うちの子も小さいので伸也がいると助かるんです」とかなんとか理由をつけて、まったく普通に働く気もない怠け者の弟。 ごく希に、役所で臨時雇いの仕事が発生したときには、参加させていますが、あまり役に立ったとも聞きません。少しでも役に立てば、またはやる気を見せれば父の推薦で臨時ではなく役所の片隅に仕事を得ることだってできたでしょうに……。 伸也は父にも姉の篤江にも、まったく感謝の言葉もないのです。 どうやって逃げようかと思ったとき、いきなり伸也の大きな手が襲ってきて、バーンと頬を強く叩かれ、背後の土蔵の壁に激しくぶつかり倒れ込みました。封筒が地面に落ちました。「真菜ちゃん。悪い子なんだね。姉さん、すごく怒っていたよ」 痛みと恐怖で体が動きません。「これ」 私の前にレインコートが落とされました。「えっ?」「真菜ちゃん、いけないことをしてるんだね、毎日。このレインコート、着てさ」 絶句していました。「着てごらん」 暮れていく冬の空。ときおり白いものがひらひらと舞っています。 どうして伸也は知っているのでしょう、私のいけない遊びを。「着ろ!」 彼の靴が腹にめり込みました。「ぐえっ」 母屋の窓に人影が動きました。篤江。彼女が伸也に告げたのでしょうか。 もうすぐ父が帰ってくるはず。「早くしろよ」「なに、するのよ」 父に買ってもらったのでしょう。ごつい革靴が再び腹に突き刺さりました。 しゃがみ込んだ彼が、私の髪をむしるように掴みました。「真菜ちゃん。これ、着てごらん。最終通告だよ」 おまえみたいなバカの言うことなんて聞くもんか。 そう叫ぼうとしたとき、伸也はぐるんと腕を回したのです。「うげっ」 細い紐のようなものが首に巻き付きました。「真菜ちゃん、ちゃんと言うことを聞かないとね」 それは、おそらく樹木などの手入れに使う黒く細い紐です。伸也が父に言われてやらされる臨時の作業の多くは、近隣の街路樹や公園の整備でした。台風などで荒れたときに必ず彼は手伝わされていました。「げええええ」 肩に彼の靴が押し当てられ、彼は獲物を捕らえた猟師のように、偉そうに紐を両手で握っているのです。「早くして、真菜ちゃん」 仕方なく、レインコートを手にしました。「違うよ。着る前に脱がなくちゃ」「うげっ」 首が切れてしまうのではないかと思うほど紐が深く食い込んできました。それは細いのに頑丈で、トゲトゲがあって食い込んでくるのです。指で触っても痛いのに、弱い喉を締め付けてきます。 殺される……。このバカに。「真菜ちゃん、裸になって。いつもそうしてるんでしょ?」 悔しくて涙が出ます。「さっき姉さんのところに電話があってね、おまえのお父さん、役所の宴会で遅くなるってさ」 父に助けてもらえると期待したわけではないのですが、大学進学が決まりいよいよこの家から大手を振って出られるというときになって、この家が、この土地が私に向かって牙を剥いて襲い掛かってきたようでした。「早くしろよー」 そのふざけた言い方が怖くて、仕方なく、私は服を脱ぎはじめました。ジーンズを脱ぎ、パンストを脱ぎ、寒さに震えました。鳥肌が立っています。なんだか、すごく憐れで惨めです。 彼は、脱いだスニーカーを蹴飛ばして遠くにやってしまいました。靴下も脱ぎました。「上を脱げよ、バカ」「ぐっ」 なにかと言えば紐を強く引くのです。 そのとき、この紐が、いまは指も通らないほど深く首に食い込んでいますが、それは彼がぎゅっと引いているからだと気づきました。 緩める方法があるのです。紐を彼の手から奪えばいいのです。 イチかバチか。私は、ゆっくり足を引きつけて、しゃがむような格好になりました。そしていっきに立ち上がり、彼に向かって飛びついたのです。「な、なんだよ!」 紐はあっという間に緩んで、私は払うようにして、彼の手から紐を奪おうとしました。「ちくしょう!」 彼が無闇に紐を慌てて手首に巻き付けていきます。それをさせないように噛みつこうとしたら、拳で殴りかかってきました。頬に当たりそうになったので、避けたつもりでしたがバランスを失いました。「あっ」 ぶざまに地面にひっくり返ったのでした。 紐はさっきよりしっかり彼に握られていました。何重にも手首や手の甲に巻き付けているので、簡単には奪えそうもありません。「真菜ちゃん。抵抗してどうするのかな? 死にたくないなら、大人しく裸になってごらんよ。そして大好きなその薄汚いレインコートを着るんだよ」★『亜由美 灼熱編』★DMM.R18版はこちらへDLSite版はこちらへアマゾンkindle版はこちらへ亜由美のその後を追う「外伝」。亜由美が自ら語るパルダ王国へ性奴隷として留学させられた日々。拷問調教での傷を癒すため貨物船に乗せられ、種付けされながら王国へ。そこで待ち受けていたものは……。連載時にはなかったエンディング。★『亜由美 降臨編』★アマゾンへはこちらへDLSiteはこちらへDMMはこちらへ亜由美シリーズ完結編。『一部~三部』『灼熱編』を経た亜由美が帰国。武器を身につけた彼女の復讐がはじまる。『安里咲1、2』の後日談と一体化したストーリーは最後まで目を離すことができない展開です。亜由美と安里咲の有終の美をお楽しみください。今日のSMシーン禁辱の孕ませ輪姦 夏目彩春
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